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【caMoco café 湖ASOBi】佐渡の食材を使った一品とワインが充実!佐渡・加茂湖湖畔のカフェ
さど

【caMoco café 湖ASOBi】佐渡の食材を使った一品とワインが充実!佐渡・加茂湖湖畔のカフェ

こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。

おでかけをすると
「その土地でしか味わえないおいしいものを食べたい」
と思うものですよね。

「ごっつぉLIFEグルメ」では、
各エリアでご登場いただいた皆さんから
地元の熱愛グルメをご紹介いただきます。

知る人ぞ知る名店から、注目の新店まで
ジャンルもさまざま。
そこに暮らす人だからこそ知っている、本当においしいお店が登場します。

第6回目となる今回は
Berriesの神蔵みゆきさんからご紹介いただいた
佐渡市にある「caMoco café 湖ASOBi(かもこかふぇ こあそび)」さんです。

私がおすすめします!

神蔵みゆきさん

佐渡市

Berries(ベリーズ)

神蔵みゆきさん

神蔵さんの記事はこちら

おすすめポイント

加茂湖のほとりにある、おしゃれなカフェです。
お店からも近く、オーナーの伊藤さんとは佐渡出身同士ということで、
仲良くしてもらっています。

加茂湖は牡蠣の養殖が昔から盛んでした。
ロケーションも良い場所なんですが、観光スポットとしての
盛り上がりが欠ける場所だったんです。
良い場所なのに、もったいないなぁと思っていました。

けれど、伊藤さんがこのカフェを開くことで、流れが変わったように思います。
加茂湖がレジャースポットの一つになったら、
佐渡に新しい魅力が加わるのではないかとワクワクしています。

「caMoco café 湖ASOBi」さんのお料理は魚介を使った料理が充実しています。
どれもおいしいのですが、私のおすすめは佐渡で取れる「ながも」のクリームパスタと、佐渡産サーモンを使ったパスタ!
「ながも」は意外な組み合わせでしたが、おいしくて驚きました(笑)
佐渡に来たら、ぜひ訪ねてほしいお店です。

新潟で一番大きい「加茂湖」のほとりにあるカフェ

「caMoco café 湖ASOBi」があるのは、佐渡汽船両津港から車で5分ほどの場所。

両津港を背に左手に向かい、加茂湖にぐるっと沿った県道65号(両津真野赤泊線)を道沿いに進みます。

右手の「椎崎温泉入口」のバス停と、左手に見える「椎崎温泉」の看板が目印です。

バス停から少し進んだ道沿い、坂を少し下った場所にお店があります。

お店にお邪魔する前に、車を停めて加茂湖のほとりに立ってみました。

(※ご提供画像)

加茂湖は周囲約17kmにも及び、新潟で最も大きい湖だけに…広い〜!
もともとは淡水湖だったようですが、明治期に湖水の氾濫を防ぐために開削され、日本海とつながることで汽水湖となったそうです。
そのせいか、湖のほとりは、ほのかに磯の香りがします。

加茂湖では昭和7年から牡蠣の養殖が始まりました。
湖にはよ〜〜く見ると、牡蠣養殖の筏(いかだ)も見えますよ!
水質が良く、透明度も高いといわれる加茂湖では、四季折々の佐渡の風景を楽しむこともできます。

(※ご提供画像)
(※ご提供画像)

そんな風光明媚な加茂湖の湖畔にある「caMoco café 湖ASOBi」。
三角の屋根がかわいい建物ですね!
どんなカフェで、どんなお料理をいただけるのでしょうか?
さっそくお店にお邪魔してみたいと思います。

ごっつぉ編集部
駐車場への入り口は坂になっています。
出入りする際は車に気を付けて!

船小屋を改装したロケーション抜群の店内

お店の中は高い天井に、加茂湖が目の前に迫る大きな窓が印象的です。
窓のすぐ下には加茂湖の水面が見え、佐渡の街並みも見えます。
これはもう、絶景としか言いようがありません…!
なんだか、湖面に立っているような感覚になってしまいます。

(※ご提供画像)

「ここは、牡蠣養殖の船を着けていた船小屋をリノベーションしたお店なんですよ」と教えてくださったのは、カフェのオーナーである伊藤剛(いとう たけし)さん。
実は伊藤さん、オーナーであり、牡蠣漁師!
80年以上牡蠣の養殖に携わってきた「あきつ丸」の3代目でもあるのです。

「実は同じ加茂湖の近くで、「あきつ丸」という牡蠣料理のお店も2012年から冬期限定で営業してきました。でも、加茂湖は牡蠣のシーズンでなくても、この素晴らしいロケーションがあるし、何より自然が豊かでしょう。そんな加茂湖の魅力をもっと知ってもらいながら、佐渡の食材をおいしく味わってもらえたらと思って、カフェをオープンしたんです」と伊藤さん。

カフェの経営の他にも、加茂湖で取れた牡蠣を使った商品や佐渡土産の開発、牡蠣のブランド化にも力を入れているそうです。

ごっつぉ編集部
お店の一番奥にある窓際の席は特等席!特に晴れた日は、湖面がキラキラと輝いて、とても美しいそうです。

神蔵さんの“推し”は「ながも」を使ったパスタ

さて、気になるのは「caMoco café 湖ASOBi」のメニューですよね!

お店では、ランチタイムはパスタやラザニア、各種プレートランチ、手作りデザートが中心で、ディナーは前菜、パスタ、肉・魚のメイン料理、ちょっとしたおつまみといったアラカルトに、ソムリエが厳選したワインも提供しています。

メニューを眺めていると……はい、お酒が飲みたくなります(笑)。

料理はフレンチベースで佐渡の魚介を使ったものが多く、どれもお店オリジナル。
シェフを務めるのは、伊藤さんの奥さんの従姉妹でもある福世 夏生(ふくよ なつき)さんです。
東京のフランス料理店や本場・フランスでシェフとしてフランス料理の経験を積み、2022年に生まれ育った佐渡にUターンし、2023年1月から「caMoco café 湖ASOBi」のシェフを任されています。

ご主人の福世龍弥(ふくよりゅうや)さんも同じくフランス料理を学び、現在は夏生さんの料理に合わせたワインを提案するソムリエとして活躍し、若き夫婦二人三脚で、カフェを盛り上げています!

さて、Berries神蔵さんから教えていただいたのは「ながも」を使ったパスタ。

※新潟県佐渡地域振興局農林水産振興部提供

ちなみに「ながも」とは正式名称はホンダワラ科アカモクと呼ばれる、海藻の一種。
佐渡では昔から「ながも」がたくさん取れ、茹でていただいたり、味噌汁に入れて味わったりと、さまざまな食べ方で親しまれています。
最近は冬から春にかけて、県内のスーパーでも見かけるようになりました。

早速、メニューにある「鱈子とながも、大葉のクリームパスタ」をいただきました。
真ん中にある緑色のものが「ながも」です。
こちらのメニューは基本、ディナー限定になりますが、時期によっては週替わりでランチに登場することもあるそうです。

細かく刻んだ「ながも」のシャキシャキとした食感、たらことクリームのクリーミーな味わい、大葉の爽やかな風味。
神蔵さんは「初めて食べた時は衝撃を受けました(笑)」とおっしゃっていましたが、その気持ち、よく分かりました。
「ながも」の今までにない食べ方が、実に斬新です!

ごっつぉ編集部
ランチはパスタ4種類、ホットサンドや肉料理、魚料理も提供。おすすめは店内のボードをチェック!

佐渡産サーモンのパスタもおすすめ

神蔵さんからはもう一品、おすすめを教えていただいていました。
それが「佐渡産サーモン」のパスタです。
こちらは佐渡産サーモンをベースに、合わせる食材を季節によって変えているのだとか。

取材に伺ったこの日は、「佐渡産サーモンとほうれん草、レンコンの柚子胡椒パスタ」をいただきました。

軽く炙った鮮やかなサーモンの濃厚な旨味がダイレクトに伝わり、レンコンのシャキッとした食感と、柚子胡椒の辛さが見事にマッチ!
身が締まりつつ、程良く脂の乗った佐渡産サーモンのおいしさを存分に楽しめるパスタです。

「佐渡はサーモンの他に、サクラマスの養殖も盛んに行われているんです。牡蠣や寒ブリといった定番のおいしい食材はもちろん、比較的新しい食材や新しい食べ方もここで味わっていただきたいです」と伊藤さん。

(※ご提供画像)

伊藤さんと福世さん夫妻がタッグを組み、秋から春にかけては旬の牡蠣を使った料理をはじめ、季節ごとに取れる食材をアレンジして、佐渡食材の魅力を発信しています。

ごっつぉ編集部
冬にかけてはフライやソテー、パスタなど牡蠣料理が充実。ここでしか味わえない加茂湖産の牡蠣をお楽しみください!

佐渡の魚介に合うワインも勢ぞろい

さらに、注目すべきはワインの豊富さ。

ソムリエの福世龍弥さんが妻・夏生さんの手がける料理に合わせて、世界各国のワインを約25種類、日本酒も佐渡地酒を中心にセレクトしています。

「料理は魚介を使ったものが多いので、魚介によく合う白ワインを多めにそろえています。
フランス、イタリア、スペインをはじめ、オーストリアやルーマニア、クロアチア、オーストラリアのワインもご用意しています。佐渡ではなかなかお目にかかれない珍しいワインもありますので、ぜひ料理と一緒に召し上がっていただきたいですね」と龍弥さん。

スパークリングからロゼ、赤ワインもそろい、辛口から果実味あふれるフルーティーなタイプまで幅広く扱っています。
ボトル・グラスで提供していますが、グラスワインはボードに書かれたものが週替わりで提供されます。
両津港からバスで椎崎温泉入口まで乗って向かうか、ハンドルキーパーを連れ立って訪ねましょう!

ごっつぉ編集部
ワインやお酒に迷ったら、ぜひソムリエの福世さんに声かけを!好みに合わせた一杯をチョイスしてくれますよ。

「加茂湖から新たな魅力を」オーナー伊藤さんの思い

佐渡で取れる食材は、何もしなくても十分においしい。
正直に言うと、今まではそんなイメージがありました。

ですが、こちらでいただいたメニューを振り返ると、素材そのものはもちろん、どれも素材のおいしさが引き立っている。そんな印象を受けました。
「おいしいものをさらにおいしく」。
そんな伊藤さん、福世さん夫妻の気持ちがビシビシと伝わってきます。

「私は高校生まで佐渡にいて、大学に進学してからしばらく佐渡を離れていたんです。でも、あきつ丸の長男でもあったから、ゆくゆくは牡蠣漁師を継ぐつもりで、2006年に佐渡に戻ってきたんです。そこで目の当たりにしたのが、牡蠣養殖という産業を残していくための課題の多さでした。これまでのやり方では廃れていく一方。ここで変えなければと思いました」と伊藤さんは振り返ります。

佐渡の大事な産業として残していくためには、何ができるか。
そう考えながら、あきつ丸の牡蠣小屋で牡蠣料理を振る舞ったり、イベントで牡蠣を使った料理の販売も続けてきました。
「加茂湖は牡蠣の養殖だけでなく、季節ごとの風景が楽しめる風光明媚な場所でもあります。でも、それを楽しめる場所がなかったんですよね。私としては、加茂湖の魅力をもっと知ってもらいたいですし、そこで取れる牡蠣や佐渡全体の良いものをもっと広めていきたい。そのための取っ掛かりとして、加茂湖の活用を考えています」。

加茂湖の遊覧船やシーカヤック、SUPといったマリンレジャーの実施や桟橋の設置、船で湖を行き来させるなど、カフェ経営と共に、加茂湖における観光を盛り上げていきたいと、伊藤さんは意気込みます。

食べて、遊んで、巡る。加茂湖の新しい楽しみ方が生まれる日も、近いかもしれませんね。
ランチタイムはもちろん、夕焼けが美しいディナータイムもおすすめです!

caMoco café 湖ASOBi

店名caMoco café 湖ASOBi
住所新潟県佐渡市原黒553-28
地図
アクセス佐渡汽船両津港より車で約5分
新潟交通佐渡路線バス:「両津港」から「椎崎温泉入口」まで約6分
営業時間11:00〜16:00、18:00〜21:00(20:00LO)
定休日水曜、木曜
電話番号0259-67-7467
HPhttps://camoco.cafe/
SNSInstagram: https://www.instagram.com/camoco_cafe/

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