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【お茶の間 久太郎】多品目のおかずに感動!滋味深い「とろろ膳」に舌鼓
あがまち

【お茶の間 久太郎】多品目のおかずに感動!滋味深い「とろろ膳」に舌鼓

こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。

おでかけをすると
「その土地でしか味わえないおいしいものを食べたい」
と思うものですよね。

「ごっつぉLIFEグルメ」では、
各エリアでご登場いただいた皆さんから
地元の熱愛グルメをご紹介いただきます。

知る人ぞ知る名店から、注目の新店まで
ジャンルもさまざま。
そこに暮らす人だからこそ知っている、本当においしいお店が登場します。

第4回目となる今回は
風舟を運営する、かわみなと副代表理事の田実さんからご紹介いただいた
阿賀町にある「お茶の間 久太郎」さんです。

私がおすすめします!

田実 智幸さん

阿賀町

特定非営利活動法人かわみなと

田実 智幸さん

田実さんの記事はこちら

おすすめポイント

阿賀町の洗練された⽥舎料理を気軽に⾷べられるのが久太郎さんの魅⼒。

お店は「狐の嫁入り屋敷」の中にあり、店内から⾒える美しい景⾊は、移住したいと思うきっかけの⼀つになりました。

新鮮な自家栽培の野菜、お⽶をふんだんに使っていらっしゃるので、季節ごとに旬の料理を召し上がっていただけます。

店主・杉崎さんの娘さんも運営に関わるようになって、オリジナリティーやデザインに優れた新商品の開発にも磨きがかかっています。

ランチにカフェタイム、お土産購入にも利⽤してみてください。

特に、久太郎の笹団子はヨモギがたっぷり使われており、全国販売もされている人気商品。
笹団子づくり体験は、外国人観光客にも大変好評なコンテンツなので、こちらにも注目です。

「雁木発祥の地」を歩いてみよう

「SLばんえつ物語号」が走る、JR磐越西線。
津川駅から徒歩15分ほど、車なら磐越自動車道津川ICから5分程度の場所に、「とんぼの通り」と呼ばれる昔ながらの商店街があります。

「雁木(津川では「とんぼ」)」は、雪国の商店街で見られる雪除け屋根のこと。
上越市高田の雁木も有名ですが、発祥は阿賀町津川なんですって!

その歴史は古く、1610(慶長15)年に津川大火復興のためにつくられたと書かれていました。

旧会津街道の宿場町としての面影が残る商店街を歩いていると、「狐の嫁入り屋敷」が見えてきます。

狐火伝説が語り継がれる阿賀町は、至るところでかわいいキツネと出会えるのもおもしろいですね。

「狐の嫁入り屋敷」は阿賀町の一大イベント「つがわ狐の嫁入り行列」をテーマとした施設。
「狐の面づくり体験」や「狐のメイク体験」が人気のようですが、田実さん曰く「館内で味わえる食事が格別においしい!」とのこと。

早速、中に入ってみましょう!

ごっつぉ編集部
とんぼ通りからすぐに立ち寄れる好立地。
阿賀町観光で来たら必ず訪れたいスポットです

店オリジナルの阿賀町土産が充実

施設内に入ると、たくさんの地元商品が目に飛び込んできます。

(久太郎の食事は、こちらのテーブル席と囲炉裏の席で食べられます。)
(麒麟山を望む囲炉裏席。風情があって居心地がいい!)

驚いたのが、お食事処というだけでなく、独自に開発したオリジナル商品も多彩に販売されていること。

見た目もかわいいものばかりで、お土産におすすめです。

阿賀町で採れたエゴマや雪椿のエキスをブレンドした「QTARO塩」。
雪椿炭塩、レモンバームもありました。

お店と同じお米が自宅で楽しめる、「古代米」も種類豊富。
古代米を炒った「古代米茶」も店のおすすめです。

お茶の間 久太郎自慢のあんこを挟んだ「どら焼きアイス」も発見!

この日は残念ながら完売していましたが、クルミの樹液からつくられたシロップ「くるみつ」も人気商品のようです。

食事後はぜひ商品棚もチェックしてみてください。

ごっつぉ編集部
地元の材料を使用した笹団子は、お茶の間久太郎の看板商品。
旬を迎える5〜6月以外でも、1年間冷凍和菓子として購入できますよ。

お茶の間 久太郎のメニュー

お茶の間 久太郎では、どのメニューにも阿賀町で育った野菜がたっぷり使用されています。

各テーブルにメニューはなく、カウンターの張り紙でその日のラインナップを確認します。

定番の「とろろ膳」「焼きカレー」に加え、訪れた日は夏期限定の「冷し中華」「夏野菜とろろそうめん」もありました。

「雪室珈琲」や、ピンク色がかわいい「雪椿ソーダ」はテイクアウトもできます。
「わらび餅ドリンク」もものすごくおいしそう!

最近では予約限定で「丸盆ランチ」も提供が始まっていました。

12〜13品の季節のおかずとミニ笹団子&餡フラワーおはぎの和スイーツが味わえる、阿賀町の旬が詰まったスペシャルメニュー。

ご希望日の1週間前までに予約が必要なのでお店に問い合わせを!
基本的には店内提供メニューとなりますが、お店の都合が合えば配達も可能。

2023年秋は、10/8(日)「つがわ狐の嫁入り行列」、10/22(日)「あがまちとんぼdeマルシェ」と、たくさんのイベントが開催されるので、合わせて予約してみてはいかがでしょう。

ごっつぉ編集部
食事の後にドリンク片手にドライブを楽しむなんてプランも良さそう。
お店の強みと地域のおいしさが融合したメニューばかりです。

親子二人三脚で営業する農家レストラン

優しい味わいの田舎料理をコンセプトに、料理を手づくりされているのはもちろん、使用する食材も阿賀町で自家栽培しているお茶の間 久太郎。

お店を営業しているのは、店主の杉崎三代子さんです。

2014(平成26)年から、国道49号線沿いにある東蒲原郡森林組合の事務所2階で営業されていましたが、2019年に「狐の嫁入り屋敷」内に移転。

娘の裕美(ひろみ)さんもお店に加わり、営業スタイルが少しずつ変わってきたようです。

「元の建物が古くなってしまったので、4年前にこの施設に移転しました。
娘が手伝ってくれるようになってからは、たくさんオリジナル商品も販売できるようになりました。

それでも、基本のメニューは移転前と同じ。
一番人気の『とろろ膳』は、おかずを3品もしくは6品から選べます。

なるべくうちで自家栽培した野菜やお米を使うのが久太郎のこだわり。

おかずはその時々の旬食材を取り入れているので、来るたびに違う組み合わせが楽しめます。
阿賀町の景観、そして屋敷の空間と一緒にお楽しみください」

五泉市出身で、結婚を機に阿賀町へ移り住んだ杉崎さん。
以来、農家として米や野菜、笹団子をつくってこられました。
笹団子のつくり方は嫁いで間もない頃、地元の女性たちから直々に教わったもの。

(※ご提供画像)

一般的な笹団子よりもヨモギの割合が多く、団子の色が濃いのが特徴です。
自慢の笹団子も、今では製造を裕美さんに引き継いでいました。

(商品開発や笹団子づくりを手伝う、娘の裕美さん。)

「笹団子の購入はもちろん、久太郎では笹団子づくり体験も予約制で行なっています。
蒸している間にランチを楽しんでいただけると、ちょうど出来たてを味わえますよ。

体験料は団子3つ分で1,800円。
今後は自宅でも手軽につくれる笹団子づくりキットを販売したいですね。

阿賀町のお母さんたちが受け継いできた味をお店で、ご自宅でも、お楽しみください」

「とろろ膳」を注文

かわみなとの田実さんが注文する時は必ずおかず6品とのことで、6品バージョンの「とろろ膳」を注文しました。

とろろ膳(おかず6品、小鉢2つ、お味噌汁付き) 800円
(※おかず3品の場合は550円)

カラフルで見た目も楽しいおかずたち!
野菜が主役だから食べすぎちゃっても安心です。

この日は、ゴボウとニンジンのマヨネーズ和え、レンコンとひじきの煮物などが並びました。
ごっつぉLIFE編集部の間では、ミョウガの中華炒めが大人気!

どのおかずにも、家庭でマネしてみたくなる小ワザが効いています。

そして、気になるのが古代米のご飯でいただくとろろ膳です。

粘りの強いとろろは味付きの状態で提供されているので、しょう油など付け足す必要はなし。
一気にご飯へかけていきます。

古代米の粒々食感と、とろろの喉越しの良さが絶妙にマッチ。
あまりにもスルスルと食べられちゃうので、「もう一杯!」と言いたくなってしまいます。

阿賀町でつくられた自然薯やお米、野菜のおいしさが光る、愛情たっぷりの献立。
友人や家族と、好みのおかずを言い合いっこしながら食べてみてください。

ごっつぉ編集部
たっぷりのとろろと古代米の食感の楽しさは病みつきになりそう。
優しい味わいのとろろ膳に、おかずがいい仕事をしてくれます。

一歩外に出ると、キツネに麒麟山、河港の歴史まで!

食事と買い物がひと段落したら、自然いっぱいの店外に繰り出してみましょう。

中庭には、「つがわ狐の嫁入り行列」を模したキツネたちの銅像が列をなしていました。

江戸時代に活躍した絵師・十返舎一九(じゅっぺんしゃいっく)のパネルも展示されています。

高台にある「狐の嫁入り屋敷」。
阿賀野川と常浪川(とこなみがわ)、麒麟山まで一望できました。

顔はめパネルも見逃せません。

建物裏には、昔の船着場跡が残る「津川河港跡」も見られます。

滋味深い食事に癒やされ、中庭や周囲の景観から津川の歴史と文化を満喫できる特別な場所。
旬の食材、そして季節ごとの景観を求めて、また訪れたいと思います。

地元のお母さんたちが腕を振るってくれるお茶の間 久太郎。

毎年秋には町を挙げて行われる「阿賀町メガ盛りフェスタ」にも参加されているので、2023年はどんなメニューが登場するのかにも注目しましょう。

最新情報は、Instagramから要チェック!

お茶の間 久太郎/おちゃのま きゅうたろう

店名お茶の間 久太郎/おちゃのま きゅうたろう
住所東蒲原郡阿賀町津川3501-1 狐の嫁入り屋敷内
地図
アクセス磐越自動車道津川ICから車で約5分。JR津川駅から徒歩約15分。
営業時間ランチ11:30~13:30、カフェ~15:00
定休日木曜
電話番号0254-92-5577
HPhttps://ochanoma-kyutaro.jp
SNSInstagram:https://www.instagram.com/q_taro5577/

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