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【かのせ温泉赤湯「花みず木」】遠方からでも食べに行く価値あり!具だくさんな「五目釜めし」
あがまち

【かのせ温泉赤湯「花みず木」】遠方からでも食べに行く価値あり!具だくさんな「五目釜めし」

こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。

おでかけをすると
「その土地でしか味わえないおいしいものを食べたい」
と思うものですよね。

「ごっつぉLIFEグルメ」では、
各エリアでご登場いただいた皆さんから
地元の熱愛グルメをご紹介いただきます。

知る人ぞ知る名店から、注目の新店まで
ジャンルもさまざま。
そこに暮らす人だからこそ知っている、本当においしいお店が登場します。

第9回目となる今回は
七福温泉「七福荘」の石川さんからご紹介いただいた
阿賀町のかのせ温泉赤湯「花みず木」さんです。

私がおすすめします!

石川 久作さん

阿賀町

NPO法人七福の恵/七福温泉「七福荘」

石川 久作さん

石川さんの記事はこちら

おすすめポイント

温泉もさることながら、食事処の花みず木さんが提供する料理はどれもおいしいものばかり。

私は宴会でお邪魔することが多く、これまでにいろいろな料理をいただきました。
特に印象に残ったのが釜飯です。

釜飯だけでも種類豊富で、行くたびに選べる楽しさがあります。

一番のお気に入りは「五目釜めし」。
具だくさんで盛りが良く、食べ応えがありました。

温泉やキャンプと合わせて、ぜひ遊びに行ってみてください。

自然美に癒やされる奥阿賀へ

新潟と会津をつなぐ磐越自動車道。県境となる津川ICを降りて直進していくと、悠久の時を感じさせる、自然豊かな鹿瀬(かのせ)地区に入ります。

(迫力満点の「鹿瀬ダム」も季節によって表情を変えます。)

美しい清流と雄大な山々に囲まれた奥阿賀の景色は、日々の喧騒を忘れさせてくれます。

目指すは、奥阿賀の秘湯・かのせ温泉「赤湯」です。

赤崎山森林公園の看板を左折したら、右手に見えてくる赤い看板が目印です。

「自然に囲まれた温泉の沸くキャンプ場」をキャッチフレーズに、温泉施設「赤湯」と、コテージを有するキャンプサイト「TSUNO CAMP」が隣り合わせになっています。

アウトドアと合わせて利用するお客さんが多いこの温泉で、どんなグルメが味わえるのでしょうか……!?

木と和紙の温もりが心地いい、広い店内

店内に入ると、1階にカウンターと売店、温泉がありました。

(入り口に月間イベントカレンダーがあり、今月はどんな企画が行われるのか確認できます。)
(温泉、キャンプの窓口がある1階フロア。売店で阿賀町の特産品も購入できます。)
(阿賀町の採れたて野菜、お米、お茶も並んでいました。)
(地元の方の手作り品も販売。お土産選びに、阿賀町の情報を得るのにも便利なスペースです。)
(浴室利用者の数を把握するアヒルちゃん。カラフルでかわいい!)

売店横にある階段を登った先に、食事処の花みず木があります。

立派な組み木の梁が張り巡らされた店内には、座敷とテーブル席がありました。

木の温もりにオレンジ色の照明の光が相まって、心落ち着く居心地のいい空間です。

和紙の原料となるコウゾの生産が行われている奥阿賀は、昔から高品質の和紙がつくられてきた歴史を持ちます。

手すき和紙のランプシェードが優しく灯る天井を見ながら、この地域ならではの文化を感じつつ、さらに奥へと進みました。

テーブルが並ぶ宴会場は、大人数での貸切利用も可能です。

座椅子、お子さまイス、子ども用スプーン&フォーク、取り皿の用意もありました。
きめ細やかな配慮から、スタッフの皆さんの優しさが感じられます。

ごっつぉ編集部
幅広い世代がゆっくりとくつろげるように考えられた店内。
どの席もスペースが広いので、小さなお子さんと一緒でも安心です。

花みず木のメニュー

「七福荘」の石川さんのおすすめは釜飯でしたが、定食、麺類もバリエーション豊富で、どれにしようか悩んでしまいそうです。

施設名を冠する「赤湯しょうゆラーメン」と「赤湯みそラーメン」。
テイクアウトでも販売されていました。

公式サイトでも、画像付きでメニューが紹介されているので、迷ったらこちらもチェックしてみてください。

ごっつぉ編集部
赤湯名物の釜飯は、「五目」「えび」「とり」「さけ」「山菜」の定番5種類に季節限定が加わるとのこと。
その時季にしか味わえない季節限定釜飯にも、ご注目ください!

「五目釜めし」は、定番の具材を全部盛り!

ちょうど料理をつくるところだと聞き、特別に厨房へ潜入。

料理長の波田野さんが食材やレシピについて説明してくれました。

「うちの釜飯は阿賀町産のコシヒカリに地元の山菜をたっぷりと入れるのがこだわり。
山菜が採れない時季は食材を変えながらつくっています」

今回ご紹介いただく「五目釜めし」は、数ある釜飯メニューの中でもダントツの一番人気。

というのも、「五目釜めし」は定番釜飯の「えび」「とり」「さけ」「山菜」、全ての具材を融合した、いいとこ取りメニューなのです。

(「五目釜めし」一杯にこれだけの具材が入ります!この日は山菜の代わりに栗、ギンナンが入っていました。)

エビ、栗、マイタケ、ギンナン、ホタテ、油あげ、鳥モモ肉、カワマス、タケノコ、ゴボウと、溢れんばかりの具材が釜飯の鍋に入れられていきます。

釜飯のベースとなるのが、黄金色に透き通るカツオと昆布の合わせ出汁。
注文を受けた後に圧力鍋で0から調理するため、注文から30分ほど見ておくと安心です。

一つ一つ、圧力鍋の調理時間を計算しながら仕上げていきます。

これだけ手間暇かけてつくられた釜飯。
想像しただけでもおいしさが伝わってきそうです。

「五目釜めし」を注文

七福荘の石川さんが「これが一番!」と太鼓判を押す「五目釜めし」が遂に到着しました。

五目釜めし(1,300円)
釜飯以外に小鉢2つと漬物、味噌汁付き。
かなりの満足感です。

蓋を開けた瞬間、湯気と一緒に出汁と食材のいい匂いがふんわりと香り、食欲をかき立てます。

具材がてんこ盛りで、ご飯までなかなか辿り着けないうれしい悩みを感じつつ、掘り起こしながら茶碗に盛っていきます。

一つの釜飯でだいたい茶碗3杯分。
家族や友人と違う味を注文してシェアしてみるのも盛り上がりそうです。

お米の食味の良さだけでも箸が止まらないほどなのに、料理長自慢の出汁と、選りすぐりの食材で釜飯が出来上がる。
それはもう、おいしいに決まってる!

実際にいただいてみて、ずっと顔がニヤけていました。
口いっぱいにそれぞれの食材のうま味が充満しています。

小鉢、漬物、味噌汁だって、山の幸がふんだんに使われたごちそうばかり。
阿賀町の美味・美食を感じながら、心と体が喜ぶランチタイムを過ごしてみませんか?

温泉&テントサウナなど魅力満載!

阿賀町の旬の食材を取り入れた料理でお客さんの心をわし掴みにする花みず木。
良質な料理とサービスはどのようにして生まれたのか、支配人の渡部広美(わたべ ひろみ)さんにお話を伺いました。

「赤湯は、もともと第三セクターが運営してきた日帰り入浴施設です。
2020年8月に民営化され、リニューアルして2024年8月で3年が経ちます。

ここで働く前は、赤湯の近くで営業していた水力発電と和紙づくりをテーマにしたミュージアム『奥阿賀ふるさと館』で10年ほど和紙作品の製作をしてきました。

その経験を活かして『赤湯』でも、和紙と花紙でつくる手づくりランプシェードや風鈴づくりの体験教室を開催しています。

小さい頃から慣れ親しんだ土地なので、四季によって楽しみ方が変わる阿賀町のおもしろさを、新しい視点で提案していきたいと思っています」

花みず木の食事だけでも大満足ですが、赤湯にせっかく来たのなら、有名な〈激熱の湯〉に浸かるべきです。

(※ご提供画像)
(※ご提供画像)

鉄分をたっぷりと含んだ源泉は、薬効が溶け込んだ赤褐色。
泉温59℃の源泉がそのまま内湯に注がれ、100%掛け流し。
森林浴と合わせて楽しめる、全国的にも珍しい超高温の温泉です。

2023年11月には、隣接する「TSUNO CAMP」で温泉付きコテージ宿泊プランにテントサウナの設置も始まりました。

(テントサウナは予約制。極上の整い体験が阿賀町で叶います! ※ご提供画像)

キャンプ場は予約不要で料金がかからないフリーサイトという点も、キャンパーたちにはうれしい情報。
サウナ、温泉、キャンプ、食事を通して、阿賀町の大自然を満喫できます。

帰り際、渡部さんからさらなる情報を入手しました。

「外に設置している冷凍自販機でラーメンや餃子、肉まん、大福を24時間販売しているんです。
ご自宅用やお土産に、キャンプの食事にも選ばれているので見てみてください!」

探してみたら……ありました!

(赤湯の玄関横を進むと見つけられる冷凍自販機。)
(営業時間に間に合わなくとも、自販機で花みず木の料理を購入できます。)

時代と共に変化を遂げてきた温泉に、現代に合ったきめ細やかサービスが散りばめられていました

(花みず木を営業するスタッフの皆さん。阿賀町で体験できる「何もしない贅沢」の魅力を教えてくれました。)

温泉とキャンプ、極上グルメで最高の休日を過ごせるかのせ温泉赤湯。
山菜がおいしい春にまたお邪魔したいと切に思いました。

阿賀町観光の目的地として、季節ごとの魅力が光るお食事処花みず木にも立ち寄ってみてください!

花みず木(はなみずき)

店名花みず木(はなみずき)
住所東蒲原郡阿賀町鹿瀬11540-1
地図
アクセス 磐越自動車道津川ICから車で約15分、JR鹿瀬駅から車で約5分。
営業時間11:00~15:00まで (LO 14:30)、入浴は10:00〜20:00(最終受付19:30)
定休日第2、第4火曜(祝日の場合は翌週)
電話番号0254-92-4186
HPhttp://akayu-onsen.jp/hanamizuki/
SNSInstagram:https://www.instagram.com/kanoseonsenakayu2021/
備考入浴料 大人(中学生以上)500円、小学生300円、幼児無料

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