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【CAMEL’S】体がよろこぶ、おいしい一皿を。燕市分水で味わう、薬膳イタリアンのごほうびランチ
けんおう

【CAMEL’S】体がよろこぶ、おいしい一皿を。燕市分水で味わう、薬膳イタリアンのごほうびランチ

「ごっつぉLIFEグルメ」では、各エリアでご登場いただいた皆さんから地元の熱愛グルメをご紹介いただきます。

今回は、Gelateria coco(ジェラテリアココ)の佐久間康之さんからご紹介いただいた、燕市にある「CAMEL’S(キャメルズ)」さんです。

私がおすすめします!

佐久間康之さん

三条市

Gelateria coco

佐久間康之さん

佐久間さんの記事はこちら

おすすめポイント

シェフの金子さんは、私が三条に戻ってきた頃から憧れていた料理人です。当時、三条市中心部の飲食店街「本寺小路」で金子さんが営まれていたお店に、友人とよく食べに行っていました。

今ではうちのジェラートを使っていただいたり、料理や食材について情報交換をしたりと、お付き合いさせていただいています。薬膳やイタリアンの知識が本当に豊富で、いつも刺激を受けているんです。

キャメルズの料理は、一皿一皿がとても丁寧に作られています。金子さんならではの「薬膳×イタリアン」の世界を、ぜひ味わってみてください。

旬の恵みを味わう、小さなレストラン

JR分水駅から徒歩約6分。春には多くの人でにぎわう燕市の一大イベント「分水おいらん道中」の舞台である、地蔵堂本町商店街にやってきました。その中ほど、本町交差点のすぐそばに、ひときわ目を引く青い2階建ての建物があります。エステサロン「uni」に併設された予約制のカジュアルレストラン、「CAMEL’S(キャメルズ)」です。

2024年にオープンした同店は、イタリアンに薬膳のエッセンスを取り入れた料理が評判のお店。一組一組のお客様と向き合い、心を込めた一皿を届けるため、現在はランチ・ディナーともに予約制で営業しています。

店内は、グレーとインディゴブルーを基調とした落ち着いた空間。やわらかな光が差し込み、ゆったりとした時間が流れています。

座席はテーブル席とソファ席を合わせてわずか10席。一人でゆっくり過ごしたい日も、大切な人と食事を楽しみたい日も、肩肘張らずに過ごせる雰囲気です。

中医薬膳指導員は、中医学に基づく薬膳の知識を学び、食材の効能や体質に合わせた食事を提案する専門資格。金子さんはその知識を料理に取り入れています

この店を営むのは、三条市出身の金子靖央さん。中医薬膳指導員の資格を持つ金子さんの料理の根底にあるのは、「薬食同源」という考え方です。旬の食材や地元野菜を使い、その持ち味を活かした料理を提供しています。

ただ、金子さんが何より大切にしているのは、まず「おいしい」と感じてもらえる料理であること。体に良いからではなく、「また食べたい」と思ってもらえる味を目指しているといいます。

ランチセット(2,860円)。選ぶパスタによって追加料金がかかります

ランチメニューは、薬膳スープ、前菜、パスタのセット1種類。料理内容は季節によって変わり、パスタは5種類から選べます。

佐久間さんが「ぜひ食べてみてください!」とすすめてくれたのは、「トリュフ香るマッシュルームとナッツのクリームパスタ」。その一皿を選び、ランチセットをいただくことにしました。

五感で味わう、薬膳イタリアンの魅力

まず運ばれてきたのは、湯気とともにやさしい香りが立ち上る薬膳スープです。

ひと口飲むと、だしや食材から引き出された深いコクとうま味が広がります。薬膳と聞いて独特の風味を想像していましたが、そのイメージは一変。滋味深い味わいで、飲み進めるほどに心も体もほっとするようなおいしさです。

ベースは、野菜と昆布、そして鶏肉から取っただし。そこへナツメや山薬(乾燥させた長芋)など、8種類の薬膳食材を加えています。沸騰手前の温度で数時間かけてゆっくりと火を入れ、食材の食感を残しながら、うま味だけをじっくり引き出しているそうです。

「このスープの食材には、どなたでも飲んでいただけるような食べやすいものを選んでいます。体の『気』を巡らせて、元気になってもらえたら」と金子さん。

薬膳という言葉から抱いていたイメージを、良い意味で覆してくれた一杯。体がじんわりと温まった頃、次の料理が運ばれてきました。

この日の前菜は、国産豚肩ロースの低温調理。約4時間かけてじっくりと火を通すことで、肉汁を閉じ込めながら、しっとりやわらかな食感に仕上げています。

ナイフを入れると、スッと刃が入り、口に運ぶとほろりとほどけるようなやわらかさ。噛むほどに豚肉本来のうま味が溢れます。

メイン料理と言われても納得してしまうほどの存在感に、「え、これが前菜ですか?!」と思わず驚いてしまいました。

さらに印象に残ったのが、添えられた季節野菜。トマトやブロッコリー、インゲンなど一つひとつに異なる火入れが施されています。

甘みを引き出したい野菜はじっくりと、食感を残したいものは短時間で。素材ごとに火加減を変える、その細やかな仕事ぶりがひと口ごとに伝わってきます。

さあ、いよいよ佐久間さんおすすめの「トリュフ香るマッシュルームとナッツのクリームパスタ」の登場です。

運ばれてきた瞬間、トリュフの芳醇な香りがふわり。一気に食欲をかき立てられます。

ひと口頬張ると、マッシュルームのうま味、チーズのコク、ナッツの香ばしさ、そしてトリュフの上品な香りが幾重にも重なり合い、奥行きのある味わいが口いっぱいに広がります。濃厚なクリームソースなのに不思議なくらい後味が軽やかで、最後まで飽きることがありません!

「マッシュルームから出る水分とだしをソースのベースにしています。大量のホワイトマッシュルームをじっくり加熱し、そこへ昆布と野菜のだしを合わせて、タイムで香りを添えます。仕上げにローストアーモンド、イタリア産のトリュフオイル、グラナパダーノチーズをたっぷりとかけて完成です」と金子さん。

一つの味が前に出るのではなく、それぞれの素材が絶妙なバランスで調和した一皿。その奥深い味わいに、自然と笑みがこぼれます。

さらに注目したいのが、自家製生パスタです。使用するのは、近所にある養鶏場「ツバメファーム」のうみたて卵とイタリア産小麦のみ。水を使わずに仕上げた生パスタは、モチモチ感がありながらもパツッと歯切れが良く、一般的な生パスタとはひと味違う食感に驚きました。

前菜、スープ、そしてパスタへと続くランチセットは、どれも主役級のおいしさ。これはまた季節を変えて訪れたくなりました。

自分らしく、この土地らしいイタリアンを

実は私、薬膳と聞くと独特なクセがあったり、味わいが控えめだったりというイメージを持っていました。しかし、金子さんの料理をいただいて、その印象は見事に覆されました。

「料理の世界に入ってから、ずっとイタリアンをやってきました。20代後半で沖縄へ移り、そこで薬膳を学んだんです。その時の先生がよくおっしゃっていたのが、『まずは、おいしい料理を作ることが一番大事』ということでした。体に良くても、おいしくなければ、お客様に喜んでもらえる料理にはなりませんから」と笑顔で話す金子さん。

イタリアンと薬膳。一見すると接点がないように思える二つを、違和感なく調和させているのは、「おいしい料理を届けたい」という料理人としてのまっすぐな想いが土台にあるからなのでしょう。

「新潟には本当に素晴らしい食材がたくさんあるので、それぞれに合った調理をもっと勉強して、自分らしいイタリアンを作っていきたいと思っています。せっかく予約して来てもらっているので、ご満足いただける料理をお出ししたいですね」。

薬膳の考え方を取り入れながらも、「おいしい」を何より大切にする。その姿勢は、地元食材を活かした「キャメルズ」ならではの一皿に込められています。

忙しい毎日だからこそ、たまには自分をいたわる時間も大切にしたいもの。心も体も満たされるごほうびランチを味わいに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

CAMEL’S(キャメルズ)

店名CAMEL’S(キャメルズ)
住所燕市地蔵堂本町2-4-16
地図
アクセス越後線 分水駅から徒歩約6分
駐車場2台
営業時間11時30分~14時30分
※予約があればディナーも営業可
定休日不定休
電話番号070-8385-7425
SNSInstagram : https://www.instagram.com/camels_bagel_/
備考●予約について
ランチは前日まで、ディナーは3日前まで要予約

※各種情報は原則記事公開時のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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