
こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。
すてきな人や場所、ものとの出会いやご縁があると、心がワクワクしたり、自分も頑張ろうと思えたり、「あぁいいひとときだったなぁ」なんて振り返ってしまうもの。
思い出に浸る時間もまた楽しいものですよね。
これまでの取材を振り返る「ごっつぉライターのこぼれ話」では、取材のこぼれ話から、登場いただいた方々に聞いた地域のお話、ライターが感じたことなど、つれづれなるままにご紹介しちゃいます。
早速、阿賀町の堀口一彦さんから始まったご縁を振り返ってみましょう。
目次

ヤマビルにバッタ、ウチダザリガニと、普通なら誰もが顔をしかめる“嫌われ者”を主役にしたイベントを次々と生み出してきた堀口一彦(ほりぐちかずひこ)さん。取材にお邪魔すると、机の上に鎮座するザリガニの標本、宝石のように輝くオオセンチコガネ(通称・ウンコ虫)……と、妖しくもユニークなコレクションに釘付けになりました。
堀口さんのお話の中で印象的だったのが、「マイナスイメージのものほど、実はチャンスが眠っている。田舎には何もないなんて絶対にない、むしろ宝物がいっぱい」という言葉。周りを見渡してみれば、世の中にはまだまだ面白いことがたくさんあるかもしれない、そんなふうに視界がパッと開けるような感覚になりました。
北米大陸を走って横断し、南米ベネズエラでは淡水魚の養殖に取り組んだという規格外の経歴にも驚かされっぱなしでしたが、多彩な趣味のすべてが今の仕事の引き出しになっていると聞いて、なんだか妙に納得。取材を終えるころにはすっかり元気をいただいて、とても前向きな気持ちになれました。面白がる力って、大事ですね!

堀口さんがおすすめしてくれたのが、国道49号沿いの「津川ドライブイン」。1970年創業、半世紀以上も旅人のお腹を満たしてきた名店です。お店を切り盛りするのは、店主の猪俣ルリ子さんと、調理を担当する妹・石月静子さんのご姉妹。店内に入ると、レトロな小物や旅を思わせる看板の数々が迎えてくれて、昭和生まれの私は、どこか懐かしい気持ちになりました。
堀口さんイチオシは、ラーメンとカツ丼のセットです。ラーメンのスープは、あっさりしていて最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさで、カツは注文の都度パン粉をつけ、一枚ずつ揚げるというこだわりぶり。どちらもハーフではなく一人前という、かなりのボリュームでしたが、取材クルーはペロリと完食いたしました!
「簡単にできないからおいしい」「お客様との会話を大切にしている」という猪俣さんの言葉に、長く愛され続けている秘訣が垣間見えました。ごちそうさまでした!

お一人目の「つながる人」は、目黒農園の目黒貴博(めぐろたかひろ)さん。自然薯とエゴマを農薬や化学肥料を使わずに育てている農家で、堀口さんとは地域おこし協力隊時代につながりができたとのことでした。
目黒さんが目指すのは「山に自生する天然の自然薯の味」。「濃い、重い」のが本物なのだそうで、すり鉢ですって逆さにしても落ちてこないほどの粘りだと聞き、お話を聞けば聞くほど「食べてみたい!」という気持ちに。今年は絶対に目黒さんの自然薯を買うぞ……!という新たな目標ができました。
阿賀町へ移住し、町の特産品を作ろうと励んできた目黒さんですが、自然の力を借りながら農薬を使わない独自の農業に取り組み、常に勉強熱心な様子がうかがえました。移住の決め手となったことについて聞くと「阿賀町は飯がうまい!」と屈託なく笑っていた目黒さん。わかります、ご飯がおいしいところって大事ですよねぇ!今後も、目黒さんが手掛ける農産物に注目です。

最後にご紹介いただいたのは、阿賀町から少し足を延ばし、福島県西会津町の奥川地区で暮らす岩橋義平(いわはしぎへい)さん。堀口さんが「にしあいづ観光交流協会」に所属していた当時、お世話になったという方です。岩橋さんは代々続く田んぼで、竹酢液と有機肥料で育てる「減農薬竹酢米」を栽培しています。
この「減農薬竹酢米」は、お米のおいしさを100点満点で数値化した食味値が、毎年85点前後(一般に70点以上でおいしいといわれる)とのこと。数値で「おいしい」ことが証明されていることに驚きました!
また、電車が2〜3時間に1本しか走っていないという秘境に、東京大学や慶應義塾大学などの学生が毎年田植えに通ってくるというのも不思議なお話。一度来た人には方言まじりのお礼を欠かさず、学生を孫のように本気で叱り、「去る者は追います!」と満面の笑みで語る岩橋さん。言葉の端々から、人とのご縁を心から大切にする温かさが伝わってきました。
目黒さんの自然薯に続き、岩橋さんのお米も食べてみたい……、今回はそんな欲に駆られることの多かった取材でした(笑)。最近、炊飯器も新調したので、秋には岩橋さんのお米を絶対に食べる!と今から目論んでいます。
今回、15回目の取材となった阿賀町シリーズ。阿賀町の皆さんを取材する中で、「マイごっつぉ」として、これまでに二度名前が挙がっていた場所があるのですが、読者の皆さん、わかりますか?
写真を見てず〜〜〜〜っと気になっていたその場所を、今回初めて訪ねてきました。
その名も「芦沢高原(あしざわこうげん)ハーバルパーク」!!
過去のごっつぉLIFEでは、「特定非営利活動法人かわみなと」の田実智幸(たじつともゆき)さん(https://gozzo-line.com/agamachi/6122/)、「栃堀の風」の増川宏美(ますかわひろみ)さん(https://gozzo-line.com/agamachi/7522/)が、マイごっつぉとして紹介してくださっています。
「芦沢高原ハーバルパーク」は、津川ICから車で数分の高台に広がる約3ヘクタールのハーブ園。1997年の開園以来、入園無料で親しまれています。ラベンダーを中心に季節の花々が咲き競い、四季折々に豊かな表情を見せてくれます。
まず、この景色をご覧ください。

眼下に広がる花畑、その先には麒麟山などの山々が見える大パノラマ!この日は曇り気味でしたが、それでもこの広々とした風景。なんとも開放的でしょう?この爽快な景色に、思わず深呼吸したくなりました。

ワークショップやジェラートの販売を行っている体験棟からは、畑に向かってゆるやかな坂道が続いていて、ここからハーブや花の畑を散策できます。

訪ねたのは平日の朝9時半ごろ。開園してまもない時間にもかかわらず、シニアのご夫婦を中心に、多くの来園者が思い思いに散策を楽しんでいました。花畑を背景に写真を撮るご夫婦もいて、一緒に行った夫に「うちらもせっかくだから写真でも撮ろうか!」と提案したところ、全力で拒否されました。ええ、もう全力で。




さて、園の主役は、なんといってもハーブの女王・ラベンダー。私が訪れたのは、まさにその見頃の時期で、ラベンダーの花の摘み取り体験などができる「ラベンダーフェスティバル」が開催されていました。

せっかくの機会なので、体験棟にある「もりのジェラートや」で、ラベンダー味の自家製ジェラートをいただきました。ほんのりラベンダーが香る、初めての味わいにうっとり。もう一つの味はラズベリーで、甘酸っぱく爽やかでした。雄大な景色を眺めながら、おいしいジェラートを頬張る、何とも贅沢な時間でした。

また、園内で育てられているハーブや草花の苗も購入できます。せっかくなので、私もラベンダーとレモングラスの苗をお迎えしました。自宅でもハーブの香りを楽しんでみようと思います🎵
堀口さん、目黒さん、岩橋さんの取材を通して感じた、奥阿賀・西会津の自然や食、人の温かさ。その余韻に浸るように最後に訪れた「芦沢高原ハーバルパーク」でも、この土地の豊かさにふれることができました。色とりどりの花とハーブに癒やされた一日。季節が変われば、また違った花たちが出迎えてくれます。皆さんもぜひ訪れてみてくださいね。
【参考】
芦沢高原ハーバルパーク
https://www.aga-info.jp/tourist-attractions/herbal-park
https://www.facebook.com/ashizawaherbalpark
