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福島中央テレビ 会津支社長熊田さんが実感する、 テレビの「地域を盛り上げる力」。

福島中央テレビ会津支社長熊田さんが実感する、テレビの「地域を盛り上げる力」。

あいづaizu
福島中央テレビ

熊田 智一 (くまた ともかつ)さんの自己紹介

2022(令和4)年4月から福島中央テレビ会津支社に着任しました。会津は、四季折々の美しい風景、美味しい食べ物、そして人の温かさが魅力だと思います。いろいろな場所に行くことができて、日々、新たな発見や感動体験をしています。テレビの仕事を通じて、福島と会津を盛り上げられるように頑張ります!

会津で頑張るテレビマンがいると聞き、福島県会津若松市にある福島中央テレビさんにやってきました!取材に応じてくださったのは、会津支社長の熊田智一さん。

新潟県に住む、私ごっつぉライター。福島中央テレビは拝見したことがなかったのですが、「福島中央テレビさんと言えば…?」とお尋ねすると、平日夕方の情報番組「ゴジてれChu!」と、この番組内の人気コーナー「にゃん旅鉄道」だと教えてくださいました。会津鉄道・芦ノ牧温泉駅のねこ駅長とその仲間たちの日常を描く1分ほどのミニコーナーながら、全国にそのファンがいるという大人気コーナーだそうで、2022(令和4)年7月には「劇場版にゃん旅鉄道」も公開されました。

登場人物ならぬ登場猫物の声優さんから、主題歌を歌う大黒摩季さんまで、ねこ好きが集まって作った映画だそうで、ねこたちのかわいい表情と、四季折々の芦ノ牧温泉駅の美しい風景が楽しめるそうですよ。映画の詳細等は、「劇場版にゃん旅鉄道」公式サイトをご覧ください♪

番組制作を見据えた幅広い営業活動

熊田さんは仙台の大学を卒業後、新卒で福島中央テレビに入社。勤務地は郡山市と福島市を2回ずつ経験し、2022(令和4)年4月に初めて会津に赴任。会津支社長に就任されました。入社から約20年、営業として新規スポンサー開拓や既存スポンサーとのコミュニケーション、その他にも地域情報のネタ集めや、イベント企画・番組企画もされてきたそうです。

「本当は番組制作がしたかったんですよね。でも営業に配属されて、営業がキチンとできるようになってから制作なのかなー?なんて思っていたら、ずっと営業なんですよね…」
と、苦笑いの熊田さん。

(お話を伺ったのは、福島中央テレビ会津支社内の応接スペース。後ろの壁に描かれているのは、会津文化の1つ「唐人凧」。約400年前大陸より長崎に伝わった凧で、それがなぜ遠い会津へ伝わってきたのかは謎だそうです)

「番組制作に関わりたい」という思いがあるからでしょうか、とても幅広い業務内容を担当されていて驚きました。でも、そのような思いがある熊田さんだからこそ、番組になった時のイメージを持ちつつ、お客さまとの会話ができたり、ネタ集めができたりするんでしょうね。

また、テレビ局はハードなイメージがありますが、実際どうですか?

「地方局だから…かもしれませんが、意外と働きやすいな、と個人的には思っています。私も入社前はハードな勤務環境を覚悟して入りましたので(笑)。ワークライフバランスも取れるように考慮されていますし、若い方々も怖がらずに(笑)入ってきて欲しいです」

高校生の熊田さんが体感した、テレビの力

テレビ局を志望された理由は?

「昔、ある番組の中で“郡山の公園にフライパンを持って集まれ!”っていう視聴者参加型の企画があったんです。その時はまだ高校生だったので、私も実家の郡山に住んでいて、フライパンを持ってその公園に行ったんですけど、そしたら、すごい数の人が集まっていて、めちゃくちゃ盛り上がってたんです。その時に、“あぁ、テレビって地域の人を楽しませることができる、地域を盛り上げる力があるんだ”って思ったことを覚えています」

それがずっと心に残っていて、就職活動の時にテレビ局を?

「ずっと、どこかでは残っていたんでしょうね。ただ、就職活動の時は、とにかくいろんな人と出会って、いろんなところへ行けて、いろんな経験ができる仕事がしたいと思ったのと、なんとなく大学時代を過ごした仙台に比べると、元気がないように感じた故郷の福島を盛り上げたいと思って、当社への入社を希望しました」

実際に感じる「地域を盛り上げる力」

この高校生の熊田さんが感じた、「地域の人を楽しませることができる、地域を盛り上げることができる」テレビの力。実際にテレビ局で働き始めた後も、ずっとその力を感じているそうです。

「その地域に芽生えた小さな芽のような活動を見つけて、電波に乗せて広く伝える。それだけのことなんですが、皆さん喜んでくださいますし、元気づけられている、地域のお役に立てている、という実感があります。普段からアンテナを張って、いろんな方とお会いして情報を集めているんですが、地域の方々から“福島中央テレビで取り上げてくれないか?”とご相談いただくこともよくあります。頼りにしていただけて、うれしいです」
と、熊田さん。

(冒頭でご紹介した「劇場版にゃん旅鉄道」も、地域の方々と一緒に会津を盛り上げるお仕事。2022(令和4)年4月の会津支社長就任直後から、協賛集めなど資金面でのサポートに奔走されたそうです)

会津に住んで思うこと・感じること

郡山市出身で、入社後も会津への赴任は初めてという熊田さん。
会津若松市内に住み始めてよく聞くようになった言葉の1つが、「三方よし※」だそうで…

「会津の方がよく仰るので、会津の言葉なのかなと思っていたら、近江商人の言葉だったんですね。会津若松の礎を築いた蒲生氏郷(がもううじさと)が近江の出身ですから、納得です」
とのこと。

※「売り手によし、買い手によし、世間によし」を示す、近江商人の経営理念とされている言葉。

その他にも「会津の三泣き」という言葉もあるそうで…

「会津の人たちの気風を表現したものなんですが、初めて会津に来た人は、よそ者に対する会津人の厳しさに泣き(1泣き)、やがて会津での生活になれてくると、温かな心と人情に触れて泣く(2泣き)、そして最後、会津を去るときには、離れることの辛さに三度目の涙を流す(3泣き)…というものです。会津若松に住んで、まだ1年も経っていませんが、なんとなく、分かる気がします(笑)」
と、熊田さん。

「福島県の中でも、歴史があり、観光要素もたくさんある会津なので、これからも地域を盛り上げることができるテレビの力を発揮して、会津を盛り上げていきたいです」
と、今後の抱負を語ってくださいました。

(会津若松市のシンボル「鶴ヶ城」)

会津の漆器業界に新しい風を吹かせる人

最後に会津の魅力的な人を、おふたり紹介していただきました。
1人目は、株式会社関美工堂という漆器屋さんの代表、関昌邦さん。

「先ほどお話した“三方よし”をまさに体現されたようなプロジェクトを立ち上げられ、その中心拠点となる建物を2022(令和4)年10月にオープンされたばかりなんです。私はオープン前から取材に行かせていただき、ゴジてれChu!でもレポートさせていただきました。会津漆器の未来をしっかりと見据えてらっしゃる、とてもアツい方で、会津の漆器業界に新しい風を吹かせている方です」

三方よしを体現!すてきですね!
「漆器屋さん」というと、職人さんがその場で作られている工房のようなものをイメージしますが、どうやらそうではないそうで、各工程を担当される職人さんと、その職人さんたちにお仕事を発注されて漆器を仕上げ、お客さまの元へ商品を届ける・販売する「漆器屋さん」は別会社・別組織で存在するそうです。関美工堂さんは「漆器屋さん」とのことなので後者。漆器業界の総合商社のような感じなのでしょうか…?まずは、漆器業界のことから勉強しなきゃですね…。

分かりました!
漆器業界のことを勉強して、関さんのところへ向かいます!

只見町で米焼酎を作る人たち

2人目は、只見町で米焼酎を作っている「合同会社ねっか」の代表、脇坂斉弘さん。

「ねっかの脇坂さんも、取材でお邪魔したのがご縁で知り合いました。只見町は、ここ会津若松市内からも車で1時間半かかる山深い地域で、地元農家さんと一緒に立ち上げた、お米作りからお酒造りまで行っている会社です。全国的に見ても珍しい活動をされているので、ぜひ行ってみてください」

おぉ…只見町。そうなんです、只見町も「会津エリア」の1つなんですよね。もちろん、ごっつぉLIFEの対象地域ですので、行ってきます!その山深い只見町へ!

熊田さん、ありがとうございました!私たちごっつぉLIFEも、地域が盛り上がる一助となれるよう、頑張ります!

熊田さんの特別なこと
地域を盛り上げる・楽しませる
テレビの力
お腹いっぱい頂きました!
ごっつぉさまでしたー!!

熊田さんの#マイごっつぉ

会津のラーメン

福島中央テレビの熊田さんにとって特別なこと「マイごっつぉ」は、会津のラーメン。「会津には全国的に有名な喜多方ラーメンはもちろんのこと、会津若松市などにも、数えきれないほどのたくさんのおいしいラーメン店があります」と熊田さん。会津ラーメンは、やや太めの麺のものが多く、スープに良く絡むので食べ応えがあるそうです。熊田さんはラーメンが大好きで、お昼ごはんはラーメン率が高いとのこと。この写真は、熊田さんの勤務先、福島中央テレビ会津支社のご近所にある、食堂「トミーとマツ」のラーメン。「このラーメンが日々の胃袋を満たしてくれて、仕事をする上での元気の源になっています!」とのことでした。分かります…。ラーメンはいいですよねぇ~!そんなにたくさんのおいしいラーメン屋さんがあるなら、ラーメン屋さん目的で会津に行くのもいいですね!ラーメンめぐり、やってみたいです。

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