こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。
おでかけをすると
「その土地でしか味わえないおいしいものを食べたい」
と思うものですよね。
「ごっつぉLIFEグルメ」では、
各エリアでご登場いただいた皆さんから
地元の熱愛グルメをご紹介いただきます。
知る人ぞ知る名店から、注目の新店まで
ジャンルもさまざま。
そこに暮らす人だからこそ知っている、本当においしいお店が登場します。
第8回目となる今回は
渡六菓子店の渡辺修さん・東子さんご夫妻からご紹介いただいた
五泉市にある「Trattoria da poppi(トラットリア ダ ポッピ)」(以下、ダ・ポッピ)さんです。
私がおすすめします!
目次
- 1 | 五泉市の街なかにある小さなトラットリア
- 2 | 土蔵をリノベーションした空間
- 3 | 35年培った経験を、地元・五泉で
- 4 | 人気のランチセットを注文!
- 5 | 前菜とデザートにもこだわり満載
- 6 | ダ・ポッピの詳細
- 7 | 他のおすすめグルメを見る
五泉市の街なかにある小さなトラットリア
渡辺さんにおすすめしていただいた「ダ・ポッピ」があるのは、JR五泉駅から徒歩6分ほどの場所。
五泉駅を背に県道113号をまっすぐ進み、二つ目の信号を渡って左に曲がり、「そこから1分ほど歩いた右手にあるお店ですよ」と渡辺さんに教えていただきました。
ありました!
手前は駐車スペースになっており、その奥に一軒家に似た小さなお店。
水色のドアや外壁も、しゃれていますねぇ。
早速、お店の中にお邪魔してみたいと思います。
語彙力がなくて申し訳ないのですが…
お店に入ってまず思ったのが「とにかくカワイイ!」ということ。
天井に吊るされたドライフラワーの束やバスケット、椅子に敷かれた小さなラグ、木のラックに飾られたカップ&ソーサーと、一つ一つの雑貨や装飾がお店の雰囲気によく似合っています。
でも、よ〜く見てみると、一軒家にしては小さいですし、新しい建物には見えませんよね…。
この建物、一体どんな空間だったのでしょうか?
土蔵をリノベーションした空間
お店の中は、木の温もりを感じる家具に花瓶に飾られた小さな花など、インテリアが映える白塗りの壁も印象的です。
見上げてみると、立派な梁がむき出しになっていたり、天井が高く造られているのに気が付きませんか?
気になってオーナーシェフの齋藤洋一さんに、お聞きしてみました。
「ここは僕が地元の五泉でお店を開こうと思って物件を探していた時に、たまたま見つけた場所なんです。外から見た佇まいが良くて、“なんだろう?”と気になってね。
この裏に住んでいる大家さんに“ここでお店をやらせてもらえないでしょうか?”と直談判してOKをいただいたんですが、開けてみたら築70年近い土蔵だったんです」。
なるほど。正面に見える小さな窓は、土蔵の明かり取りの窓なんですね。
「参考にしたのは、フランスやヨーロッパの田舎にあるような一軒家。飾らない、家庭のような温かな雰囲気にしたくて、リノベーションしました。内装が出来上がった後は、空間に似合いそうな雑貨や使い込まれた味のある椅子やテーブルを入れてね」と齋藤さん。
席数は16席ほどですが、それぞれのテーブルやあらゆる場所に、小さな花が飾られています。
それが、また素敵なんですよ…!
これも、楽しい食事の時間を演出する、齋藤さんならではの“おもてなし”。
こじんまりとしていながらも、そこかしこに齋藤さんの心配りを感じる空間なのです。
35年培った経験を、地元・五泉で
空間に料理に、こだわり満載のオーナーシェフ齋藤さん。
五泉で生まれ育ち、東京の老舗イタリアン「CHANTI(キャンティ)」をはじめ、東京、埼玉などでフランス料理、イタリア料理の経験を積み、この道40年になるそう。
生粋の料理人でいらっしゃいます。
「僕がフランス料理を学び始めた頃は、王道のフレンチはもちろん、それをもとに新しい発想や技法で作るフランス料理が注目された時代でした。その後もテレビで“料理の鉄人”が流行ったこともあって、 “こんな料理の世界があるんだ”と魅了されたものです。すごく勢いのある時代でしたし、若い頃の厳しい経験が培われて、今の自分を大きく助けてくれていると思います」(齋藤さん)。
新潟に戻った齋藤さんはイタリア料理店やホテルなどで働き、さらに多くの経験をもとに、2019年、生まれ育った五泉でご自身のお店をオープンされました。
「よく店名の“ダ・ポッピってどんな意味があるんですか?”と聞かれるんですが、実は最初に付けようと思った店名は“ダ・ポッポ”だったんです。
というのも、僕の実家から磐越西線でSLが走るのが見えるんですよ。汽車といえば“ポッポだ!”と“ダ・ポッポ”にしようとイタリア人の友人に相談したら、“いや、ポッポより“ポッピ”の方がいいよ、イタリア人にもウケるよ”とアドバイスされまして」。
そんな齋藤さんが手がけるのは、イタリアの家庭料理をベースとしたパスタや一品料理。
地場野菜や季節の魚介もふんだんに使いながら、肩肘張らずに楽しめる料理を心がけているそうです。
「僕が作るのは基本を大切にしたイタリアの家庭料理です。だから、奇をてらったり、格式張ったようなものを作るのではなく、小さいお子さんから年配の方まで、幅広い年代の方にも味わっていただけるような料理を目指しています」。
人気のランチセットを注文!
さて、お話を伺っていたら、おなかがペコペコです。
早速、ランチタイムのメニューを見てみましょう。
ランチはAセット、Bセット、Cセットの3種類があり、いずれもセット内の「本日のパスタ」は日替わりで数種類の中から選ぶことができます。
渡辺さんからは「渡りガニのパスタが絶品」と聞いていましたので、パスタはプラス200円の「渡りガニのトマトクリームソース」をチョイスしました。
待っている間も、厨房からニンニクやトマトのいい香りが漂ってきます。
しばらくすると、ハーフサラダ、前菜の盛り合わせがテーブルに並び…メインのパスタも到着!
パスタの中でも人気なのが「渡りガニのパスタ」。
渡りガニの濃厚な旨みと、しっかりと煮詰めたトマトソースの酸味、甘みが存分に感じられる齋藤さん渾身の一皿です!
前菜とデザートにもこだわり満載
注文したCセット。見た目だけでなく、食べ応えも十分!
渡辺さんが「ワインが1本空いてしまう」とおっしゃっていた前菜にも注目です。
鶏肉と豚肉で作ったパテにカボチャのバルサミコ風味、イタリア風オムレツ、カポナータの上に乗るのが帆立貝のムニエル。
さらに、真イカのグリルとかき菜花のマリネ、スモークしたカジキとリコッタチーズとル レクチエ。彩りも鮮やかです!
一品一品、おいしさを噛みしめながらいただきました。
確かにこれはワインが1本空きそうです。
丸いフォルムのガラスに入るサラダも、彩り野菜がたっぷりでうれしいですね!
最後のデザートは、チョコレートケーキのオレンジ風味とティラミス!
もちろん全て齋藤さんの手作りです。
「自分の納得がいくまで働くことが、自分にとって一番ストレスがない。自分ができることを全力でやる、それが僕の働くスタイルです」と齋藤さん。
渡六菓子店の渡辺さんの「いつも150%のサービスと料理」という言葉にも納得ですね!
体力と労力を使って、真摯に料理とお客様に向き合うこと。
それが齋藤さんの信条です。
その熱意、齋藤さんが作る料理からも伝わってきます。
まずは気軽にランチから、そして、お酒と共にディナーも捨てがたいですね。
渡辺さん夫妻が熱愛する、五泉グルメをぜひお楽しみください!
Trattoria da poppi(トラットリア ダ ポッピ)
店名 | Trattoria da poppi(トラットリア ダ ポッピ) |
---|---|
住所 | 五泉市吉沢1丁目7-25 |
地図 | |
アクセス | JR五泉駅より車で約1分、徒歩で約6分 |
営業時間 | ランチ11:00~15:00(13:30LO)、ディナー18:30~22:00(20:30LO) |
定休日 | 火曜 |
電話番号 | 0250-41-1088 |
SNS | Instagram: https://www.instagram.com/trattriadapoppi/ |
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おすすめポイント
蔵を改装したお店の雰囲気がとても素敵で、
ランチもディナーもよく利用させてもらっています。
パスタをはじめ前菜、アラカルト、デザートまで
料理はどれもハズレがありません。
夜はお酒が進む料理が多く、昼はパスタをメインにした
ボリュームたっぷりなランチメニューが人気です。
私たちのお気に入りは、前菜の盛り合わせ!
前菜だけでワインが1本空くんじゃないかな?(笑)。
ありがたいことに、ランチでもこの前菜の盛り合わせが
楽しめるんですよ。
そして、私たち夫婦が尊敬してやまないのが
オーナーシェフの齋藤さんのお人柄とサービス精神です。
齋藤さんは全てのお客様に「おいしいものを味わってもらいたい」
という気持ちがとても強い方。
手間隙をかけて丁寧に作られた料理と確かな味で
いつも150%のサービスと料理で
私たちを大・大・大満足させてくれる方です。
五泉にお越しの際は、ぜひ立ち寄っていただきたい名店です!