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ごっつぉライターの取材こぼれ話【あがまち編】

こんにちは!ごっつぉLIFE編集部です。

すてきな人や場所、ものとの出会いやご縁があると、心がワクワクしたり、自分も頑張ろうと思えたり、「あぁいいひとときだったなぁ」なんて振り返ってしまうもの。

思い出に浸る時間もまた楽しいものですよね。

これまでの取材を振り返る「ごっつぉライターのこぼれ話」では、取材のこぼれ話から、登場いただいた方々に聞いた地域のお話、ライターが感じたことなど、つれづれなるままにご紹介しちゃいます。

今回は、阿賀町エリアの裏五頭山荘の阿部康さんから始まったご縁を振り返ってみましょう。

1人目:裏五頭山荘の阿部 康さん

阿賀町で長年、一軒宿を営む裏五頭山荘の阿部 康(あべ やすし)さん。看板商品でもある山菜料理は、地元の方々からおいしい食べ方や処理の仕方を教えてもらいながら、自身も研究を重ねてきたそうです。

「春から初夏にかけてこの近辺で採れる山菜を使用しています。最初からこんなにいろんな山菜料理を作っていたわけではありませんよ(笑)。少しずつレパートリーを増やしていきました」と阿部さん。

山菜料理って、いろんな調理方法があるんだろうな〜と思いつつも、たいてい茹でておひたしや天ぷらにすることが多かった私ですが、阿部さんの山菜料理を味わって「こんな食べ方もあったのか〜!」と山菜の無限の可能性を感じました。

そして、取材当日には、新潟市で飲食店を経営しているというお客さまが偶然ご来店。中ノ沢川を眺めながら、のんびりと食事を楽しんでいました。

「いやぁ、どの料理もおいしいね。こんな自然豊かな場所でお店ができて、うらやましい限りです(笑)」とお客さんさんもにっこり。阿部さんも「お客さまには季節ごとの味わいや景色を楽しんでいただけたらうれしいですね」と語っていました。

個人的に、次回はぜひ宿泊で!お邪魔したいです!

裏五頭山荘の阿部さんおすすめグルメ「喜多方らーめん会津屋 阿賀野川SA店(下り)」

阿部さんからご紹介いただいたのが、磐越道の阿賀野川サービスエリアにある「喜多方らーめん会津屋 阿賀野川SA店(下り)」。阿賀野川サービスエリアは、高速道路からも一般道(国道49号)からもアクセスできる便利な立地が特徴です。

取材当日も長距離トラックの運転手やサラリーマン、観光途中と思わしきご夫婦など、さまざまなお客さんが訪れていました。

阿部さんおすすめの「らーめん(コク旨)」は、すっきりとした味わいのスープに、喜多方らーめんを思わせるもちもちのちぢれ麺、さらに背脂が加わった一杯。おいしくってあっという間に完食しちゃいました!

「中華チャーハン」も、サービスエリアの食堂らしからぬ本格的な味わいで、取材クルーも「おいしい!」と感動しっぱなし。他にも長岡生姜醤油ラーメンなど、福島と新潟、両県の地元の味を大切したメニューが、両県からのお客さんに喜ばれているそうです。

2人目:中ノ沢森林科学館の明石 浩見さん

阿部さんから紹介していただいたお二人目は、中ノ沢森林科学館の明石 浩見(あかし ひろみ)さん。

明石さんは裏五頭山荘のさらに山深い場所にある中ノ沢森林科学館、通称「お山の森の木の学校」の世話人として、自然の大切さや豊かな森林資源の価値を、次世代に向けて伝え続けています。

中ノ沢森林科学館で人気の木工体験は、夏休み期間中は新潟県立植物園をはじめ、県内各地で出張体験を行っていました。

「木工体験の良さは“お子さんを通じて、家族ぐるみでできることですね“と、ある施設の方がおっしゃっていました。20年以上培ってきた体験のノウハウです。木に触れることで、その“深み”を感じていただけたら」(明石さん)。

さまざまな木の実や枝、葉、木片を使った工作は、世界に一つだけの作品ができると大好評!体験で使用する素材は、どれも中ノ沢森林科学館周辺の森で得られたものです。

子育てをしていると「子どもが自然に触れる機会がほしいな〜」と思いつつも、なかなか難しかったりもするものです。そんな時、明石さんが提案されている木工体験で木に触れるだけでも、立派な森林体験になりそうですよね。

実際に中ノ沢森林科学館で木の実や枝を触らせてもらいましたが、木の温かみや素朴な質感ってクセになりますよ。

3人目:道の駅 阿賀の里の関 仁さん

最後にご紹介いただいたのは、道の駅 阿賀の里の関 仁(せき ひとし)さん。

関さんとのお話の中でビシビシと伝わってきたのが、阿賀町への地元愛!町がこの先も生き残っていくために必要なことは何か?を見極めながら、さまざまな活動に取り組んできた片鱗が垣間見えました。

「役場勤務時代に、地域おこし協力隊の制度導入にも関わりました。外から優秀な若い人を呼び込むこと、移住を支援していくことも、柔軟な姿勢で新しいことに取り組むのが大事だと思っていたからね。もちろん、阿賀町に来てくれた人たちの身の回りのサポートも徹底してね」(関さん)。

「阿賀の里は阿賀町の観光拠点でもあるけど、地域の方々にとっての拠り所でもありたい」。関さんは、若手だけではなく、地域で暮らし続けるあらゆる年代ももちろん大切だと力説されていました。

農家の方々の直売所として、地域の若手の新しい挑戦の場として、今あるものを磨いたり、新たな産業でこれまでにない価値を生んだり…そんな拠点や活動を目指しているそうです。

いやぁもう、ごっつぉLIFEのコンセプトを体現されていますよね!?

関さんからお話を聞いて元気をもらえました!

取材を終えて

取材後は、せっかくなので阿賀町の名所へ。

何十年かぶりに三川地区の平等寺の境内にある「将軍杉」を見に行ってきました。

将軍杉といえば、樹齢1400年、高さ40m、幹周り約20mと、日本一の太さを誇る巨木で、国の重要文化財にも指定されている、阿賀町のパワースポットです。

将軍杉という名前は、この地で晩年を過ごしたとされる平安時代の将軍・平維茂(たいらのこれもち)に由来しているのだとか。

また、その昔、村人が船を造ろうとこの樹の伐採を計画したところ、一晩で地中に沈んでしまい、以来、村人たちは将軍杉を大切に守ってきたといわれています。

まずは、将軍杉の手前にある平等寺薬師堂で合掌し、森の中を進むこと十数秒。久しぶりに将軍杉にお目にかかりましたが、6本に分かれた立派な幹、どっしりと根を張る荘厳な佇まい…もう圧倒されちゃいます!

近頃、テレビに給湯器、車も壊れたりと、悪いことが続いていた私ですが(笑・いや、笑えないんですが…)、将軍杉の周りをぐるぐると歩き回って、悪い気を吹き飛ばす“パワー”をしっかりと授かってきました。

また今回は、新潟県立植物園で開催されていた「お山の森の木の学校」の夏休み木工体験にも行ってきました。

5歳の娘が材料を選びながら黙々と作業して、できあがったのがこちら。

煙突の付いた家の形をしたペン立てです!最初は娘だけで作っていましたが、途中から息子と夫も参加してお手伝い。すてきな作品ができて、大満足のひとときでした!

そして、今回のお土産はこちら。

阿賀の里の関さんから教えてもらったえごまドレッシングにえごまふりかけ、阿賀町の黒米です。わが家の食卓でも、阿賀町の恵みをたっぷりと堪能したいと思います♫

ではでは、ごっつぉさまでしたー!

【参考】
将軍杉 https://niigata-kankou.or.jp/spot/9882
新潟県立植物園 https://botanical.greenery-niigata.or.jp

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