こんにちは!新潟地域魅力発信強化プロジェクト(通称:Niigata Roots プロジェクト)チーム「キザとメガネとマドンナと」です。

▶「Niigata Roots プロジェクト」とは
新潟地域にルーツを持つ新潟地域振興局職員(新潟県で暮らし、新潟地域の仕事に携わっている様々な分野の職員)の私たちが、等身大の目線や感性で新潟地域の魅力を発信するプロジェクトです。
今年度は2チームで活動し、ウェブサイト「ごっつぉLIFE」や新潟地域振興局のSNSに記事を掲載します。
参考:【新潟】新潟地域魅力発信強化プロジェクト(通称:Niigata Roots プロジェクト)のご紹介(新潟県ホームページ)
私たちのチームでは、新潟市内でものづくり体験ができることを知ってほしい!というテーマで、ものづくり体験ができる3スポット(硝子工房「秋葉硝子」、染物&雑貨屋「藍と白」、陶芸工房「青人窯」)を紹介します。
今回は、沼垂テラスで陶芸体験ができる「青人窯」さんです。
新潟駅から徒歩約20分。沼垂テラスは、もともと市場として使われていた長屋を改装し、昭和レトロな街並みを活かした商店街。30近くの店舗が並び、歩いているだけでも楽しい街並みです。そんな沼垂テラスの一角にある「青人窯」さんにお邪魔し、陶芸体験をしてきました。

店内には、店主である大山育男さんが作られた食器や雑貨がずらり。一つ一つ丁寧に作られた作品は、どれも繊細で個性豊か。すべてが一点物のため、世界に一つだけ、自分だけのデザインを手に取れるのが嬉しいポイント。手仕事ならではの温かみが、店内いっぱいに広がっています。


それでは、今回のメインである「陶芸体験」をさせていただきましょう。
まずはどのような形の器を作りたいか、店内に飾られている器を手に取り、考えていきます。何を入れたいかを想像しながら形や色、サイズ感を決めていくといいと伺ったので、筆者は“肉じゃがを美味しく見せたい”という想いを基に、器の形や色などを決めていきました。
ここで重要なポイント。陶器は焼成すると元の形から約15%縮むため、理想のサイズよりも少し大きめに作る必要があるとのこと。縮みを考慮しながら、丁寧に計測していきます。

形が決まったら、ペダルを踏んで、いよいよろくろを回します。
手をしっかりと濡らし、土をゆっくりと何度も撫でていきます。ここでしっかりと手に土を馴染ませておくことで、このあと滑らかに作業が進むとのこと。乾きやすいので、意識して手を濡らすのが大切なんだとか。

手に土が馴染んできたら、次は中央をくぼませながら、少しずつ広げていきます。ぐっと固まった土にくぼみをつけていくこの工程は、見た目以上に力が必要なんです。

ある程度の大きさまで広げた後、次は土を平らに伸ばしていく作業へ。
左手はまっすぐ、右手は“くの字”を意識して、少しずつ土を平らにしていきます。ここで土をしっかりと圧迫させておくことで、丈夫な器に仕上がるのだそう。
一人では難しい場面では、大山さんが優しくサポートしてくれます。

ここから更に陶芸らしい工程へ。平らにした土に、少しずつ縁を付けていく作業です。両手で縁の部分を優しく触りながら、少しずつ圧力をかけて薄く伸ばしていきます。力を入れすぎると形が歪んでしまい、逆に弱すぎると変化が出にくい…繊細な力加減が求められる工程です。
意識したいポイントは、右手と左手それぞれに加える圧力を均等にすること。土の内側に力を入れがちですが、外側の左手にも意識して力を加えることで、しっかりと美しく伸ばせるんだとか。作りたい器に合わせて、縁の広さや深さを少しずつ調整し、理想の形まで丁寧に整えたら完成です。

今回は取材メンバー3人それぞれが陶芸体験をさせてもらいました。
深さや大きさ、形の違いはもちろん、少し歪ませてみるなど、手作りならではの個性を楽しめるのもいいですね。
焼き上がりまでには3か月ほどかかるとのこと。自分の手で形作った器が届く日を、みんなで心待ちにしています。



大学のサークル活動で陶芸に出会ったという大山さん。今後は“新潟焼(仮称)”なるものを構想しているそう。
新潟は食の豊かさで広く知られていますが、焼き物の産地としてはあまり知られていません。そのことをもの足りなく感じた大山さんは、地域の魅力を新しい形で発信したいと考え、新潟産の植物などから作った釉薬(ゆうやく)を使い、地元ならではの器づくりに挑戦しています。
現在は新潟市秋葉区で採取された柿の木や、新潟の石油に関連した火山灰などを釉薬として活用し、穴窯とよばれる古風な薪窯にも挑戦しているとのこと。
「今は主に県外から取り寄せた土を使っているが、今後は県内の土の器も増やしていきたい。」
県内の土の中には非常に魅力的なものも見つかっているそうですが、扱いが難しい面も多いとのこと。水簸(すいひ)という方法で個性を抑え込むことも出来ますが、それでは意味がない…そんな葛藤を抱えながら、「新潟らしい焼き物」の形を日々模索しているようです。
大山さんの考える“新潟焼(仮称)”、その誕生に期待が高まります!

陶芸は、「理論で説明できる部分」と「やってみないと分からない部分」が混在しており、そこに面白さがあると語る大山さん。ぜひ、皆さんも “謎解き感覚”で陶芸に触れてみてはいかがでしょうか。
今回挑戦したのは「電動ろくろ体験」ですが、他にも「たたらの皿作り体験」も行っているとのこと。詳しくは下記ホームページをご確認ください。
| 青人窯 ホームページ:https://aotogama.jimdofree.com/ Instagram:https://www.instagram.com/aotogama 営業時間:10:00〜17:00 定休日:月、火、水、木曜日 住所:新潟県新潟市中央区沼垂東3-5-24 沼垂テラス商店街内 TEL:090-2246-1687 |