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登場者交流「阿賀町」レポート

ごっつぉLIFEでつながる登場者

「にいがた」と「あいづ」を中心に、地域の誇りや宝物を支える人々の物語をご紹介してきた「ごっつぉLIFE」。
これまで100人を超える方々との出会いを通じて、地域や文化の継承者、地域の新しい価値に取り組む方々の情熱や知恵、その土地の魅力を伝えてきました。

そして、「ごっつぉLIFE」では魅力の発信に加え、これまで登場いただいた方々が新たなつながりや交流を持つ、場づくりにも取り組んでいます。今回は第5弾として、3月に行った登場者交流の様子をご紹介します!

阿賀町で約150年にわたり味噌や糀づくりを続ける「山﨑糀屋」の山﨑京子(やまざききょうこ)さん(ごっつぉLIFE阿賀町 2024.2.28参照:https://gozzo-line.com/agamachi/7576/)と、地域の食材を生かしたパンや焼き菓子、加工品を手がける「パンとおやつ 奥阿賀コンビリー」の柳沼陽介(やぎぬまようすけ)さん(ごっつぉLIFE阿賀町 2023.1.11参照:https://gozzo-line.com/agamachi/4211/)の登場者交流です。

 

発酵の力を、誰もが気軽に手に取れるかたちへ
山﨑糀屋 山﨑京子さん × パンとおやつ 奥阿賀コンビリー 柳沼陽介さん

今回の交流は、山﨑さんが長年取り組んできた「発酵の可能性」をより多くの人に届けたいという思いから、柳沼さんに声をかけたことをきっかけに実現しました。

山﨑さんが語るのは、米ぬかと糀を組み合わせた新たな活用方法について。中でも注目しているのが、「フェルラ酸」という成分です。米ぬかに含まれる植物由来のポリフェノールの一種で、これが発酵によって増える点に山﨑さんは着目しています。

「ぬかは昔から体に良いと言われてきたもの。実際に、ぬかに含まれる『フェルラ酸』という成分が、発酵によって数十倍に増えることが分かってきています。認知症予防への効果も期待されていて、そうした力を、もっと活用できるのではないかと思ったんです」

もともと糀は米からつくられるものであり、米ぬかは玄米を精米する過程で生まれます。山﨑さんはこれまで、発芽玄米を用いた味噌づくりなど、米そのものの力を引き出す試みにも取り組んできました。

その中で、山﨑さんが着目したのが、糀づくりの過程で生まれる米ぬかの新たな力。実際に、米ぬかと甘酒を組み合わせた発酵食品の試作を重ねてきました。

「どうぞ、召し上がってみてください」と試食として用意されたのは、フライパンで炒った米ぬかに甘酒を合わせて発酵させたもの。一口食べた柳沼さん、「自然な甘みと香ばしさがあって、そのままでもおいしいですね」と驚いた様子を見せます。

さらに山﨑さんは、「これをクッキーやおせんべいにすれば、子どもからお年寄りまで誰でも食べやすくなる」と話し、菓子としての展開に期待を寄せます。

商品化に向けたアイデアについて、柳沼さんは菓子づくりの視点から語ります。

「おいしくて体に良いものをつくるためには、有機栽培の米ぬかが望ましいです。ただ、いろいろなお米が集まる精米機だと他のものが混ざりやすいので、できれば農家さんと協力して、有機の米ぬかだけを集められるといいですね。阿賀町だけでなく、有機農業に取り組む阿賀野市や近隣地域の農家さんとも連携できれば、可能性はさらに広がると思います」

農家と連携しながら良い循環を生み出していくことの大切さに共感した山﨑さんは、柳沼さんの考えに大きくうなずきます。

発酵によって価値が高まる米ぬかを活用することで、農業の可能性も広がっていく。二人の視線は、単なる商品開発にとどまらず、地域全体の循環へも広がっていました。

話はやがて、どうすれば日常の中で取り入れられるかという視点へと移っていきます。「チューブにしてそのまま食べられるようにしてもいいかもしれない」「ヨーグルトにかけるような感覚で使えたら広がりそう」といったアイデアも飛び交いました。

「販売するだけじゃなく、作り方を伝えることで家庭でも取り入れやすくしたい」と話す山﨑さん。商品として届けることと、家庭で気軽に取り入れてもらうこと。その両方を広げていく考えには、発酵を日々の暮らしの中に根づかせたいという思いがにじみます。

一方で柳沼さんは、「奥阿賀コンビリーでは、おいしさを大切にしながら手軽に食べられるように落とし込み、商品として届けていくのが自分たちの役割だと思っています」と話します。

異なる専門性を持つお二人が、それぞれの言葉で重ねていく対話。これからの可能性がゆっくりとかたちになっていくような予感がしました。

 

EPILOGUE

今回の交流会について、感想をいただきました。

「柳沼さんから専門的なお話を数多く伺うことができ、有意義な交流会となりました。今後、コラボ商品へと発展し、『フェルラ酸』をさらに広く知っていただく機会につながれば嬉しく思います。そして、若い世代へも伝統食の魅力をしっかりとつないでいきたいです」(山﨑糀屋 山﨑さん)

「健康寿命を伸ばす成分と糀を掛け合わせることにより、さらに効果が上がるという、糀屋さんならではの発見を学ばせていただきました。今後の商品開発の参考にさせていただきます。貴重な機会をありがとうございました」(奥阿賀コンビリー 柳沼さん)

阿賀町で「食」に携わるお二人の交流では、おいしくて体にも良いものを届けたいという共通の思いが、言葉を交わすたびに浮かび上がっていきました。

これからも「ごっつぉLIFE」は、登場者同士の交流を通じて地域の魅力が広がっていくきっかけを紡いでいきます。こうした出会いやつながりから、どんな「ごっつぉ」が生まれていくのでしょうか。今後の展開にもぜひご注目ください!

 

今回交流した「ごっつぉLIFE」登場者の皆さまの記事もぜひご覧ください!

・阿賀町で約150年にわたり味噌や糀づくりを続ける「山﨑糀屋」の山﨑京子(やまざききょうこ)さん

(ごっつぉLIFE阿賀町 2024.2.28参照:https://gozzo-line.com/agamachi/7576/

・阿賀町で地域の食材を生かしたパンや焼き菓子、加工品を手がける「パンとおやつ 奥阿賀コンビリー」の柳沼陽介(やぎぬまようすけ)さん

(ごっつぉLIFE阿賀町 2023.1.11参照:https://gozzo-line.com/agamachi/4211/

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